DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期687年1月?前
    2007-06-25 Mon 00:55
    「・・・

     ・・・終わったのか・・・?」


    荒涼としたエクリム山道の夕闇は、いつの間にかその真っ赤な色を失い・・・
    既に辺りは、青白い月の光が山道の茶色い砂や岩肌を
    浮かび上がらせている時刻になっていた。


    「・・・っ」

    がっくりと片膝をつき、何とか息を整え周りを見渡し、確認する。

    「・・・みんな・・・!!」



    同じように、片膝をついたままの柏風と目が合う。

    「・・・ハッ・・・ハァッ・・・?かて・・・た?
     
     勝った?・・・や、やったぁ」


    それから、コアラ。

    「心配なかったなー、さて次はどうなるかな。 」 


    一緒にいたハナモゲラも、喜んでいるかのように声を出して
    コアラにまとわりついている。

    「もげ?♪ 」

    「ふむ…少し汗をかいたな 」


    紅輝も余裕の表情を崩さないまま、みんなに微笑んでみせた。
    隣では、リグの使い魔「フォルクラム」が役目を終え、飛立とうとしている。

    「・・満足しましたか?じゃあ、お戻り・・ 」



    良かった。
    皆・・・ケガもそんなにひどくないようだ。



    「GateauFromage」との死闘は終わった。
    ・・・斬りかかられた時は、驚きだけではなく、
    少し戸惑いもあったのだが・・・
    戦い始めたら、そんな不安定な気持ちは吹き飛んでしまった。

    敵として、人斬りとして。

    それに・・・俺の勝手な独りよがりな思いかもしれないが
    GateauFromageに・・・
    そして、そのメンバーの1人であるヴォルフさんに・・・
    今度こそ人斬りとして、恥ずかしくない戦いをしてみせたかった。



    ・・・そんな気持ちが、きっと、俺の体を動かしていた。






    少しホッとしていると・・・
    俺はTGの様子がおかしい事に気付いた。

    「……ない!?どこだ??」


    「・・・?TG・・・?」


    必死でポケットの中を探っている。
    どうやら何か落としてしまったらしいのだが・・・

    あれだけ激しい戦闘。
    何処に落としていたとしても、不思議ではない。
    そういえば・・・

    今日の「GateauFromage」との戦闘、TGは張り切っていた・・・というか、
    珍しく彼はその闘争心を剥き出しにして戦っていた。
    それに、戦闘前に、TGは俺に・・・
    いや、風火に何か聞いて欲しい事がある、とも言っていた。

    何があったのかはわからないが・・・
    とにかく、TGと話をしなければならないと思った。


    (687年1月?後 に続く)
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