DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期686年12月
    2007-06-18 Mon 14:13
    リダの街を離れて・・・数日後。

    ヘステイア高地を抜け、エクリム山道にさしかかった頃だった。
    そろそろ夕暮れ時が近付き、野営の準備をしようかという時。


    「・・・よぉ」

    「・・・?」


    声に振り向くと、そこには・・・

    「あ、人に女装をさせるのが大好きで、
     よくマヤさんにエロ狼扱いされてるヴォルフさん」

    「てめぇ!」

    ん?
    俺は間違った事を言ってる訳じゃないと思うんですが?
    ああ・・・
    ヴォルフさんいつも以上に眉間にしわ寄せちゃって・・・
    険しいすると怖がられますよ?

    そう。
    そこに黙って立っていたのは・・・
    2ヶ月前に俺たちと剣を交えた、ヴォルフさんだ。

    「・・・」

    無言で俺の事を睨みつけている。
    以前だったら、その威圧感にちょっと圧され気味ではあったのだが。

    ・・・何だか最近、ヴォルフさんに対するイメージが
    自分の中で変わってきている。

    極端な話、この人、本当はすごく面白い人なのかも・・・
    とも思うようになっていた。

    俺はデスフラッター。
    そして、彼はそれを追う者。

    決して相容れない存在同士ではあったが、
    俺は不思議とこの人が嫌いではなかった。
    ・・・敗北した身、しかも同じ人斬りである自分が、
    こんなのんきな事を言っているのもどうかと思うが・・・。



    「どうしたんですか!?奇遇ですね、こんなところでご一緒するなんて
     ・・・というか、第一砦にいたはずじゃないんですか?」

    「・・・」

    「あ、それに・・・」

    ヴォルフさんが身に付けている槍。

    「俺の、使って下さってるんですね!」

    2ヶ月前、ヴォルフさんたちに負けた時に奪われた俺の槍。
    「天空麗鳥-kararia」・・・
    ちょっと、嬉しい。

    「嬉しいな、もしかして捨てられたんじゃないかって
     心配していたんです。

     でも、貴方が使っていて下さったんですね。
     良かった・・・
     やっぱり知り合いに使ってもらった方が嬉しいです。


     あ。
     で、でも、それ・・・」

    ・・・退魔師仕様に作ってしまったから、
    さすがのヴォルフさんでも、普通の槍程度にしか能力が引き出せないかも・・・

    と、言いかけた時。

    「・・・っ!!」

    槍が横なぎに、空を斬った。

    「・・・ヴォルフさん・・・?」

    「・・・」

    攻撃を当てる気がないのがわかったから、
    俺は軽く後方へ飛び退っただけでその攻撃を躱した。
    だが・・・


    恐ろしい程の「殺気」が彼の体を満たしているのが、わかった。


    どういうことだ。
    俺たちと戦おうとしている・・・?
    いや、まさか・・・

    だが、この「殺気」は・・・


    紛れも無い、事実。
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