DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期686年6月
    2007-05-09 Wed 22:02
    前回の戦闘で傷を負った俺たちは、しばしリグの宿を借り
    休息を取っていた。

    「・・・?父さん、これは・・・」

    息子の士凰が、何やら怪訝そうな顔をして
    箱の中身を覗いている。

    「ああ。もらったんだ」

    「誰に?」

    「・・・ゲイルさん・・・
     ヴォルフさん・・・
     それから、レネシスさん」

    「全部同業者からじゃないか!!」



    「・・・ああ?それがどうかしたか?」

    「・・・」

    どうしたんだろう。
    何故呆れたような表情をするのか、さっぱりわからない俺を尻目に
    士凰が脱力しきった手付きで箱の中身を取り出す。

    「これ・・・
     まず、いいかい?父さん?」

    「?」

    「何の為のものだとか、どうしてつけるのか、とか・・・
     わかってるのか?」

    「貞操帯だろう?」

    「ハッキリ言わないでいいから!」

    「・・・ゲイルさんが言っていたんだが」

    「いや、そういう事じゃなくて!
     ・・・父さんはそういう事を口に出しては・・・」

    「・・・?」

    「もういいです・・・」

    さらに呆れた様子の士凰が、次のものを取り出す。

    「これは?」

    「女性ものの、洋服の・・・カタログ・・・?」

    「ん、まあ・・・そうだね。でも誰にもらって、何と言われた?」

    「この中のどれかを着て、(ピーーー)してもらおうか?
     ・・・と、ヴォルフさんが言っていた」

    「(ピーーー)って・・・」

    「あの人は、顔に似合わずこういうお茶目な事が好きなんだな」

    「いや!ちょっと待った、父さん!!
     この服、お茶目とかそういうレベルを超えているから!
     だいたい、(ピーーー)って!
     どういう意味なんですか!!」

    「・・・知らない・・・」

    「・・・」

    話にならない、といった様子で士凰が次のものを取り出した。

    「これは?」

    「レネシスさんからもらった、ドレス・・・?」

    「ゴシックロリータ調の、メイド服だね。
     で?
     何といわれた?」

    「・・・100万シリーン用意して、この服に着替えれば・・・
     羽根を返す、と」

    「・・・やれやれ・・・
     脅迫されている自覚もないこの人に、
     そんな無茶な注文するなんて・・・」

    「?」

    ずらっと並べた頂き物を前に、士凰が咳払い1つし
    俺に問いかけた。

    「父さん!
     ・・・で?どうするの?
     
     これ、全部着てあげるつもりなのか?」

    「・・・」

    どうしよう。
    着るつもりだと答えれば、士凰は激怒するだろう。
    だが、着ないと言えば・・・
    俺はペナルティを果たせないと言う事になってしまう。


    ・・・困った事になってしまった。




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