DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2007-02-04 Sun 23:22
     「すまない、父さん・・・」

    宿に着くなり、士凰はそう言ってうなだれた。

     「・・・どうしたんだ?士凰。お前らしくもない」

     「・・・」

    いつにない、苦痛の表情。
    彼が今、気にかけている事は、確か・・・

     「上手く行っていないのか」

     「・・・ああ。留歌と2人でしらみつぶしに
      古代の書典を探して読みあさっているのだが・・・
      
      狐についての情報が思った以上に
      集まらないのだ・・・」

     「・・・」



    落胆している士凰の肩に手を添え、言葉をかける。

     「士凰と留歌は、よくやってくれているよ。

      ・・・特に士凰はLiesaの母さんの形見・・・
      うさぎのぬいぐるみの事まで手伝ってくれて
      いるんだ。

      2人には、これ以上無理を強いる訳には
      いかないよ」

     「・・・だが、父さん。
      俺は急がなければならないんだ」

     「・・・?」

     「・・・あの、昴という娘・・・
      ここ数日気配が、全くない」

     「・・・なんだって?」


    士凰の表情には、いつもの余裕が感じられない。
    唇を噛み締め、ただ一点をじっと見つめたままだ。

     「・・・」

    俺たちは、ただ立ち尽くしていた。
    すぐに昴さんを探しにいきたい。
    だが・・・

    今のこの俺の体では・・・。




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