DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期685年3月
    2007-01-25 Thu 10:43
    ミレット山道で、モンスターたちと戦った後。

    ・・・そろそろ日も暮れる、野営の準備の為にと
    山間にある岩陰の奥に入ろうとしたその時だった。

    最初に気配に気が付いたのは、リグ。
    そして・・・紅輝。
    その後は間を置かず、全員が「何者か」の気配を察し
    一斉に戦闘体勢に入った。



    「・・・黒猫団!!」

    コアラが低く、呟く。

    「どうやらこちらを察し、斬りかかろうとしたものの・・・
     逆に気付かれた為に見失ってしまったようですね」
    「リグ。どーする?
     ・・・絶好のチャンスじゃない?」
    「・・・そうですね」

    いたずらっぽく笑う柏風に、リグも笑顔で答える。

    装備面からも、今要する俺たちの能力的にも、
    このまま正面からぶつかり合えば苦戦は免れないだろう。
    だったら・・・

    「・・・行くのか?行かぬのか?」

    黙って聞いていた紅輝が、にこりと微笑み口を開く。

    個々の実力が切迫している場合は、それを取り巻く
    戦闘時の状況が全ての勝敗を分ける。

    「もちろん、行くに決まってるよな?」
    「ええ。・・・このまま、相手を驚かせてやりましょうか?」

    TGとリグが、迎撃準備を早くも整え飛び出した。

    「あっ!待ってよー!!」
    「早いよ2人とも!」
    「・・・やれやれ。面倒くさいが、参ろうか」

    柏風、コアラ、紅輝もすぐに後に続く。

    「・・・」

    俺も続こう・・・とした、その時だった。

    「・・・!?」

    体が動かない。

    (・・・くっ・・・!!どういうことだ!?)

    いつもの痛みではない。
    風火に体を乗っ取られる時の・・・あの痛みでは。
    体を締め付けられているような・・・
    いや・・・
    ような、ではなく。

     締 め 付 け ら れ て い る ! !

    「オ?ッホッホッホッホッホッホ・・・」
    「!?・・・この、肌の感触・・・!!アンタはっ・・・!!」

    正直、恐ろしくて、自分の体を持ち上げているこの男の姿を
    見る気にはなれなかった。

    「このPTってかわいい子が多いのねえ(じゅる)
     リグさんとか?コアラさんとか?
     TGさんの筋肉も素敵よねえ(じゅるじゅる)

     ってか、久しぶりに戻って来てみたらサモ大興奮!!!」

    「・・・その裸体の人、何?」

    ・・・前方に走り出していた柏風が、異変に気付き。
    ぼそりとこちらを振り向いて、呟いた。

    「・・・わからない・・・」

    俺は、そう答えるしかなかった・・・

    TGが「魔神が……魔神がァァァァ!!!!あの神々しくほがらかでいらっしゃるお姿は伝説の「サモ魔神☆」様なのかぁぁあぁ!」と
    叫んでいた気がするが・・・
    俺は、ただ、この変態・・・いや、黒パン一丁の筋肉男の
    成すがまま、黒猫団への後方奇襲に参加することになる。

    そして、結果は後方奇襲に成功した状況も有利に働き、
    黒猫団の迎撃に成功するのだが・・・


    ・・・すっかり夜も更けた頃、ミレット山中に
    恐らく半分泣きそうに聞こえたであろう、俺の叫びが木霊した。



    「  ・ ・ ・ 帰 れ っ ! ! !
      
       こ の 、 変 態 記 者 っ ! ! ! 」
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