DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    5期683年12月-遭遇
    2013-01-07 Mon 22:36

    一緒に旅をし始めて、色々な事に気付く。

    アネットと飛狐の、軽やかな笑い声。
    くるくると良く変わる表情。

    それは、見ていて飽きない。



    …静かに微笑む術は知っているのだ。
    masterは、いつも微笑んでいたから。






    それでもmasterは、時折大きな声で笑う事があった。


    …それが、俺との違い。


    微笑みは真似出来ても、声を出して笑う事は出来無い。
    どうやればいいのか、わからないからだ。

    そして、表情。

    気を付けなければ、俺の顔からは表情が消える。
    また、彼らの言う所の「感覚」…
    俺にはそれも良くわからない事の一つだ。

    暑い、寒い、美味しい、美味しくない、
    甘い、辛い、苦い、酸っぱい、痛い、心地良い…

    人にはいろいろな「感覚」があるが、
    何となくわかっているようで、
    それが本当にそうなのかはわからない。

    masterは「焦るな」と言う。

    俺もその通りだと思う。


    少しづつ…
    少しづつ、なのだと自分に言い聞かせる。


    ======

    長い間滞在したマルティア大森林を離れ、
    俺たちは蒼眼の塔という場所へ向かった。


    「………」


    何者かの気配に気付いた時には、既に遅かった。

    (………ふぅん…普通の「冒険者」という
     雰囲気ではない、ね………)

    ここまで気配と殺気を断って、近付ける技術。




    「masterの知識によると、彼らは人斬り………」

    呟いた後、ふと、自分がまた無表情になっていた事に気付いた。
    微笑んでみせる。

    「まさか、こんなに早々に出会う事になるなんて…ね」







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