DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    始まりの日
    2012-11-25 Sun 23:31

    長い間歩き続け…
    気が付けば、俺は「冒険者の登録所」という所に来ていた。


    (………やれやれ。masterは俺に何を求めているのやら)


    ………master.shihou。


    「俺」を作り出した、精霊と人の間に生まれた「者」。





    masterの一族は、退魔業を生業としている。
    ライカに居を構え、日々魔物と戦う日々を送っていたが…
    ある日、魔物が急激に増殖を始めたという。

    だが、同じく退魔師であるmasterの父は不在。

    masterの息子たちも、既に独り立ちしていた。

    急増する魔物に対抗するべく、masterは俺を
    「作り出した」。



    俺は、masterの映し身。

    分身。

    そして…「人形」だった。


    だがある日、俺は目の前の魔物を退ける事よりも
    目の前で怯える人間を助ける事を優先した。

    masterの命令に背く事は、そこで存在を消滅させられても
    おかしくないことだった。
    だが…
    masterは、微笑みながら言った。


    「以前、聞いた事がある。
     思い入れのある「映し身」は、極稀に意志を持つ事がある、と。

     …まさか、それが自分自身に起きるとは思ってもいなかったけど、ね」


    「master…俺はもう不要ですか」

    「フフッ…まさか。
     むしろ、助かるよ」


    「…助かる?」

    やはり、微笑みながらmasterは俺の髪の毛を梳く。

    「…イブラシルへ渡って欲しい」

    「…イブラシル?」

    「そう。恐らく、この魔物達の急激な増殖は
     イブラシルで再び何か起きたという事…
     きっと、士鴛や紫音も苦戦しているに違いない。

     俺の代わりに…行って、その目で見てきて欲しい」


    「master…それは、ご命令ですか」

    「ああ…命令だよ」

    さらりと指を抜き、masterは再び微笑んだ。

    「キミに、名を与える。
     S…

     そう。S.Selios…」


    「Selios…」

    「俺の名の一部、だよ。セリオス…

     頼んだよ。
     イブラシルで、魔物達を調査してくるんだ」









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