DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    4期683年8~12月
    2011-06-24 Fri 13:05

    「しまった、こりゃやべぇぞ…!」


    急いで駆け込んだ、冒険者の登録所とかいう
    ここら辺で1番目立つ建物。

    父・士凰と、母・紫草に促されてやって来た
    イブラシルとか何とかいう大陸に
    到着したのはいいんだけど…
    弟の紫音はここで登録を済ませると、
    さっさと旅に出てしまったらしい。

    しかも

    「うっ…受付、終了…!?」




    しまった。
    どうやら俺は登録に出遅れてしまったらしい。

    「あっ、あの…
     すまねぇが、この受付終了、ってのは…」

    登録所の受付に座っているおっさんに、聞いてみる。

    「ああ、今月の受付は終了ってことだよ
     お嬢ちゃん」

    「お…嬢、ちゃん!?」

    にこやかな笑顔で返答する、おっさん。

    そのあまりににこやかな笑顔に、
    俺は訂正しろと抗議する気力がなくなった。
    何しろ小さい頃から女と間違われている。

    俺は、そんなになよっとした外見なんだろうか?
    こっちに来ても間違えられるなんて…

    しばらく考え込んだが、
    まあいいや、と、そのまま話を続ける。

    「………あ、あのさ…
     じゃ、来月の受付ってのは………」

    「ああ、あと数日もすりゃ始まるが…」

    「げっ」

    数日もかかるのかよ!と思った矢先…
    おっさんは再びにこやかに、小声で俺に言った。

    「受付だけ、済ませておいてやろうか?」

    「ほっ…ホントか!?」

    「ああ、今出してくれりゃ、来月の登録に
     回しておいてやるよ」

    「あっ…ありがとう、おっさ…
     じゃない、お兄さん!!」

    喜んで登録用紙をもらい、一気に書き殴る。

    「はいっっ!!!」

    「…お、もう書いたか。
     ええと、沢神士鴛、サワガミシエン…
     
     ………
     ………
     ん?」

    「お?何か違ってるか?」

    「………」

    じ、っとおっさんが、俺の顔と用紙を見比べる。

    ああ。

    また、そういうことか。



    「へへっ」

    怪訝そうな顔のおっさんに、間髪入れずに
    満面の笑みで返す。

    「俺、男で合ってるよ?」

    「おっ………女じゃなかったのか…!」

    「だっておっさん、勝手に女って思い込んでたし。
     登録、よろしくな!んじゃっ!」



    うん。

    俺、騙してない!!!







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    manga02.jpg
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