DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    3期687年5月
    2010-04-08 Thu 00:03
    「いってらっしゃい」、と手を振る留歌の姿を
    一度だけ振り返りながら、俺はバルバシアへ向けて旅立った。


    ・・・自分の気持ちに、素直になろう。

    そう思ったのは、父の士皇が無謀な戦いで傷つき、
    しばらくエルクアールで療養していた時だった。

    父は・・・素直になれといっていた。

    その時の俺には、まだわからなかったのだが・・・

    いつの間にか、紫草の事を考えていた。


    ふと、思い出すのは紫草の笑顔。
    そして、優しく俺の髪を撫でる、指先・・・


    仲間を失い、道を失った俺に・・・
    唯一残された、大切な人。



    (紫草の元へ、行きたい)


    けれど・・・俺は恐れていた。


    俺の父は、人斬りだった。
    そして、俺も・・・人斬りの道を歩もうとしているものの1人だった。

    だからこそ・・・彼女を巻き込みたくなかった。



    だが、彼女に背を預け、また、彼女の背中を護れる事が出来たら・・・
    どんなにか、幸せだろう。

    共に戦える仲間として。
    そして・・・




    俺は歩みを速めた。

    バルバシアで待つ、彼女の元へ急ぐ為に。





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