DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    3期687年4月
    2010-03-30 Tue 22:24
    「士凰・・・受け取れ。これは、もう・・・お前のものだ」


    そう、言うと・・・
    父さんは静かに、爪を手渡した。

    「殲滅の鳳凰」・・・

    父が、最初にこの地を訪れた時に作ってもらった、爪。
    それをエフィルさんに鍛え直してもらったのだと・・・
    父は言っていた。

    爪は経年による痛みも回復し、鋭さと・・・
    そして輝きを増しているように思えた。

    父の、凛とした瞳が・・・俺を見つめる。


    わかっている。
    2度目の別れが、近い事を。

    俺は、いつも通りに微笑んでみせた。



    父も・・・
    そして、母も心配性だから。


    ・・・精霊界に戻っていく父は、ゲートの手前で立ち止まり
    俺と留歌に手を振った。

    ゲートの向こうに、心配そうにこちらを見ている
    母・Liesaの姿も見える。

    耐えられなくなった留歌は・・・泣いていた。


    そんな留歌を見て、心配そうな表情を浮かべ、
    一瞬足の止まった父だったが・・・
    俺は笑って、手を振り返した。
    ・・・そして、母にも、同じように。


    2人に安心して欲しかった。



    だから。





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