DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    3期686年6月
    2009-12-28 Mon 19:51
    父さんがこちらに戻ってきて、数ヶ月が過ぎた。



    相変わらず普段はどこかボーッとしていて、
    たまに、気の抜けるような笑顔を俺たちに向ける父。

    年を取らなくなったその姿を、自分ではどう思っているかはわからないが
    ・・・それでも、母と共に生きる事が出来るようになった
    「運命」を、日々穏やかに、大切に思いながら生きている。

    少なくとも、俺には・・・そう、見える。


    父さんが、前線に斬り込む。

    以前使っていた愛用の槍・・・「殲滅の鳳凰」はないが、
    俺が使っていた爪を自在に使いこなし、
    モンスター達を次々に蹴散らしていく。

    そのスピードと、数々の死闘を乗り越え洗練された技は
    前期の戦いと全く見劣りしない。


    ・・・が、どうにも父は不満らしい。

    戦闘が終わると、納得のいかない様子で眉間にしわを寄せ
    まだ調子が戻らない、鈍っている、と
    不満げに独り言を呟いている。


    精霊界で修業を続けていたとは言え、
    実戦から離れていたブランク。
    当時ですら行った事の無い慣れない土地。

    そして・・・
    何よりも。

    共に戦った「Memento melancholy」の仲間達は
    ・・・この地を離れていた。



    (俺と・・・同じ、だな)


    クスリ、と自嘲的に笑う。

    ・・・仲間はいない。




    (・・・紫草・・・きっと、気付いていたんだろうな)


    夕暮れの空を見上げながら、考える。

    俺らしくない姿を見せてしまった。
    ・・・そんな気がする。






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