DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    3期686年4/5月
    2009-12-16 Wed 10:02
    久しぶりにイブラシル大陸に戻ってきた。


    月日は思った以上に流れており・・・
    知っている人もいたが、やはり知らない顔の方が多い。

    何となく、もの寂しさを感じながらも
    士凰・留歌と3人で、久しぶりに旅を続けている。
    聖者の丘には、今まで来た事が無かった。

    ・・・以前、旅をしていた時は砦周辺での戦闘が多かったから
    ちょっと新鮮な気分だ。
    が・・・


    「父さん、少し・・・鈍ったんじゃないの?」


    クスクスと、妙に大人びた笑顔で士凰が笑う。


    「・・・そうかな」

    「精霊界で母さんと平和に暮らして、
     修業をサボってたとか?」


    「そ、そんなことはないよ!」

    「・・・だよね」


    わかっているよ、と言った風に、また士凰は笑う。

    離れていたのはこちらの時間で、1年以上は経っているはず。
    いつの間にか「子供」ではなく、「大人」として成長していた
    士凰の姿に、頼もしさを感じながらも・・・
    少し、寂しさも感じる。


    「ねえ、お父さん。
     お母さんは?・・・Lineは、元気にしてる?」


    「ああ、2人とも元気だよ。
     そういえば、最近Lineが少し踊りを真似るようになっててね」


    留歌は相変わらず・・・というと怒るかも知れないが、
    おっとりとした性格はそのままだった。

    ・・・武道の鍛練の様子を見た限りでは、
    その腕は、確実に実力を増していたが。


    「・・・父さん」

    「ん?」

    「父さんは・・・変わらないね」

    「・・・・・・「精霊の契約」だから、ね」


    士凰の表情から、ふと一瞬、笑顔が消える。


    「・・・どうしたの?士凰」

    「・・・・・・いや。何でもないんだ」


    ・・・相変わらず、士凰は本心を語らない。
    気遣っているのか、面倒なのか、それとも・・・

    けれど、彼が何を言おうとしているのかはわかる気がする。


    「士凰・・・留歌・・・ごめんね」

    「・・・フフッ・・・何?突然」

    「・・・うん・・・謝りたくなったんだ。
     それだけ。」

    「・・・」


    少し肌寒い空気が、頬に触れる。
    それは、野営するには辛い季節が訪れる事を意味していた。


    たき火の炎が、パチリと弾ける。



    あと、どれくらい・・・
    彼らと共に居られるのだろうか。

    ・・・それは、わからない。

    ただ・・・


    一緒に居る時間が、今はただ・・・とても大切に思える。






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