DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
    スポンサーサイト
    -------- -- --:--
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    別窓 | スポンサー広告
    3期686年3月
    2009-12-03 Thu 14:43
    「・・・で?
     どうして、いきなりこっちへ戻ってこれたんだ?」


    聞きたい事は山ほどあった。
    そして、話したい事も。

    「・・・うん・・・
     話せば長くなるんだけど・・・」




    「Liesaが・・・」

    「・・・?母さんが?」

    「その・・・」


    言いにくそうに、毛布を被りながら口ごもる父。


    「・・・母さんが、俺たちの事を心配するあまり
     父さんを様子見に行かせた、って感じかな?」

    「よ、よくわかったね・・・」

    「・・・・・・・」



    突然、何の前触れもなく「父が来た」、なんていったら
    理由は極々限られてくるようなものだと思うけど・・・

    クスリ、と微笑みながら隣のベッドで毛布を被っている父を見る。


    「大丈夫だよ。
     ・・・上手くやってる」

    「・・・なら、いいんだけど・・・」

    「・・・」


    隣の部屋からは、とっくに声が聞こえない。
    留歌と紫草は、再び旅をし始めて以来
    ずっと宿では同じ部屋だ。


    「・・・別々の部屋で、寝てるの?」

    「留歌もいるのに、一緒の部屋には泊まれないだろう!?」


    言いにくそうに、それを質問した父が
    一瞬びくっと固まるのがわかった。

    相変わらずのボケっぷりというか、何というか。


    「ご、ごめん・・・変な事聞いて」

    「・・・・・・気にしないで」

    「次は、俺が留歌と同じ部屋に泊まるから、
     士凰は唐草さん・・・じゃない、紫草さんと・・・」


    「どういう気の使い方なんだよ!」



    ・・・次の日。


    朝早くから父は嬉しそうに爪や弓を持ち、
    宿の庭で修行に励んでいた。


    (変わってない・・・!
     ぜんっっっっぜん、変わってない・・・!!)


    呆れたように、2階の窓から見下ろしている俺の姿に気付き
    父は明るく笑顔で手を振った。


    「士凰?!
     ごめん、ちょっとでいいんだ。
     
     ・・・これからどのくらい、ここにいられるかはわからないけど
     しばらく外界で修業してみたい!

     ・・・悪いけど一緒に、付き合ってくれないかな?」



    ・・・修業馬鹿。

    俺の頭によぎったのは、その4文字だった。





    スポンサーサイト
    別窓 | 日常(士皇)
    | 思いと言葉 |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。