DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    3期685年12月
    2009-11-12 Thu 09:12
    (・・・・・・・・・・・・・・・・・)




    目覚めの悪い朝には、決まって雨音が聞こえる。

    ・・・体を起こすなり、不快な感覚が頭や体中を走り回る。
    こんな感覚は、久しぶりの事だ。




    (・・・そういえば、今日はバルバシア城下で・・・)


    気怠い体を無理矢理動かし、身支度を整えて宿の外に出る。
    泊まった部屋の、扉の下の方から差し込まれていたメモを確認する。
    そこにはいつものように、短く、簡潔に

    「仲間を城下町へ引き込むこと」

    と連絡ごとが書かれていて・・・
    待ち合わせする場所が書かれているだけだ。


    「士凰!先に来てたの!?ごめんね、遅くなって・・・」

    「いや、今ここに来たばかりだよ。
     そういえば、お前こそ・・・
     最近はきちんと1人で起きられるようになったじゃない」

    「えへへ・・・いつまでも士凰に起こしてもらってちゃ
     一人前になれないからね」



    留歌は、そう言って屈託の無い笑顔をこちらに向ける。


    ・・・遅れまいと、必死で俺の後ろをついてきていた女の子。
    小さな手足を必死に動かして・・・
    幼くて、今にも泣き出しそうな頼りなげな瞳。


    ・・・そんな彼女は、もうどこにもいない。



    「・・・俺が手伝う必要は、もうなさそう・・・だね」

    「・・・?・・・なあに?士凰・・・」

    クスリ、と微笑んでみせる。


    「いつまでも、共に誰かと・・・
     そんなことは有り得ないってことさ」

    「・・・・・・・・・・・??」

    「・・・また、紫草のところへ行きたいな・・・」

    「!?」


    留歌の顔が、少し赤くなっていた。
    困ったように、言葉を戻してくる。

    「・・・えっと、あのね?
     私は1人で平気だから・・・行ってきていいよ?」



    クスクスと吹き出すように笑いながら、留歌を見た。

    「ああ、行きたいと思ったら遠慮なく行くさ。
     ・・・お前ももう、子供じゃないんだし。

     ・・・でも、今はやる事をやるのが、先・・・だね」


    くるりと背を向けて、城下へ進む。
    渡されていた新しいメモを見ながら、
    待ち合わせに指定されていた場所に向かった。


    ====================

    先に城下に潜入していた俺とレミーナは、
    エクストラ、ツクジ、マエストロ、ショウを城内に引き入れると
    すぐさま戦闘を開始した。

    一通り、兵士達を引きつけて、打ち倒し
    頃合いを見計らって城内から退却する。

    ・・・そして、こちらの体制を整えて
    再び城内へと戦闘を仕掛けに戻る。



    そんなことを繰り返しながら・・・
    日々は過ぎていった。



    体を襲う「違和感」を、残したまま。





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