DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    3期683年11月
    2009-04-30 Thu 13:49
    俺たちはそのまま、森林の南部方面で戦闘に明け暮れていた。

    倒しても、尽きる事の無い妖魔・魔物達の攻撃。
    戦って、打ち倒しては後方へ退き、休息を取り、そしてまた突撃する。


    (一体、どういう所なんだ、ここは・・・)

    多少なりとも、呆れたような溜息が出るのは、否めない。
    薄暗い野営の灯りの中、森を見渡せるほどの大きな岩場に腰掛ける。


    父も・・・同じ光を見ていたのだろうか。
    この、いつ果てると知れぬ、戦争のただ中で。


    俺たちはここしばらく、6人で移動している。

    ナインテイルのフェル、マルガリタ、ナスターシャ。
    こちらがピアノ、ツクジ。そして、俺。

    ・・・年は全員バラバラだが、割と上手く・・・やっていけていると思う。
    戦闘の連携も問題ないし、会話も特に困る事はない。

    あくまでも、俺の主観だから・・・
    ひょっとしたら、誰かが俺の事を不満に思っているかも知れないが。

    ・・・まあ、どっちにしろ、いつまで続くかわからない連携だ。
    フェルだってそう思っているだろう。
    利用し合える時は、利用し合えば良い。
    ただ、それだけ。

    と、考えていた時・・・
    ふと、昼間のフェルの言葉が、頭に浮かんで来た。


    「いいね、士凰も甘いものいけるクチか!行こうぜ!
     いやー、色んなパフェが食べたくても、
     1人で幾つもっていうのはなかなか厳しいけど、2人ならシェア出来るだろ?
     ……野郎2人でパフェ食って、マスターやウェイトレスさんに
     何言われるか分からないけどな。 」



    ・・・正直、フェルのそういう部分は好ましく思っている。

    何を考えているのか、わからない所もあるが・・・
    屈託なく笑う、彼の表情を見ていると、一体どちらの彼が本当なのだろう、と。
    ふと、不思議に思う事がある。

    そういう、つかみ所のない辺りが、フェルらしさなのだろうけど。


    つかみ所がないと言えば・・・
    紫草も妙な事を言っていた。


    「士凰、そういう言葉は恋人とか好きな人に言った方が良いと思うよ?
     …あ、えっとね、嫌とかじゃなくて、嬉しいのは嬉しいんだけど…。」



    ・・・俺は、正直に感想を伝えた・・・
    はずだった。

    どういうことだ?
    褒め言葉は、自分の恋人とか、好きな人に言った方がいい?

    明らかに紫草は困惑していた様子だった。
    それに・・・


    「なっ、なになにっ!?なによこの手はーっ!子供みたいに扱って?っ、
     エリオスだってそんなに歳は変わらないくせにー!

     もぅっ、『成敗します』とは言ったけど!言いましたけど!
     そんな笑顔で真に受けないのっ>ω<;
     だいたいねぇ、そんな顔するからあたしに『ナンパ魔』って言われるんだよっ?
     あたっ、あたたしはもぅ慣れっ、慣れましたけどっ!」



    ・・・ジーナは俺の事を、相変わらずナンパ魔、と言う。


    「あら”貴女”から急に”君”呼ばわり?
     へぇ、どうやら貴方もパパに似て女を泣かせそうなタイプね。
     ん、私が泣かされたいかですって?

     確かめてみる?(にやり」



    ・・・・・・・。
    確かめてみようか?などと言ったら、また何か言われるのかな・・・


    ・・・リノ嬢の反応もそうだが、つい、

    「こう言ったら、何と返ってくるだろう」

    という好奇心に捕われてしまう。
    そして投げかけ、返ってくる反応を、予想と照らし合わせて楽しんでしまう。

    父や母が聞いたら、「悪趣味だ」って怒るかも知れないけれど。


    相手と、軽く会話を楽しんでいるだけの方がいい。
    相手は、俺の事を「軽い男」だと思っていればいい。

    そうすれば・・・
    深く付き合わなくて済む。



    深く付き合えば付き合うほど・・・
    離れた時の傷は深くなる。

    なら、求めなければいい。



    ただ、それだけ。






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