DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    3期683年10月?留歌の不満
    2009-04-20 Mon 16:13
    旅を始めたのが6月。

    ・・・既に4ヶ月が過ぎようとしていた。
    とはいっても、こちらの一ヶ月は俺が暮らしていた東方の暦と
    読み方が少し違っているから、相当に早く感じる。



    見知った顔も増えてきた。
    また・・・声をかけてきてくれる者もいる。

    いつも俺の後ろに、隠れるようにして付いて来ている留歌も
    興味津々のようだ。



    「ねえ、お兄ちゃん!」

    「・・・何だ」

    「私はいつ、みんなと一緒に戦闘に出られるの?」

    「・・・あと、10年後くらいかな」

    「また、その台詞!?
     バカ!!バカバカ、しほーのバカ!!!」



    留歌は普段はおとなしいくせに、こういう時だけ
    ものすごい剣幕で暴れ出す。
    ・・・もう、慣れてはいたが。



    「おにーちゃんこそ、慣れない魔法を使ってばかりで
     ホントは疲れてるんでしょ!」


    「ヒールくらいなら、平気さ。
     ・・・まあ、効力は本職と比べれば格段に落ちるけどね」


    「・・・じゃあ、代わって!」

    「ダメだ」

    「バカーー!!意地悪!!このたらしのナンパ男ぉっ!!」

    「・・・どこでそんな言葉を覚えた」

    「じー・・・?えっと、ジーナさんっていう人が、ゆってた」

    「・・・・・・・・・・・・・・・・・あいつ」


    留歌はそういうと、俺が頭を抱えたと同時に
    いきなり部屋の外へ飛び出した。



    「留歌!?何処へ・・・」

    廊下に響き渡る留歌の声。
    ・・・今が昼間で助かった。
    言っている叫びは、頂けないものだったが。



    「バカしほーーーーーーー!そこで、見てろっ!」

    「・・・!?」


    窓から下を覗くと・・・
    宿の入り口の正面すぐ、大きな岩が塀のように並んでいる場所。
    そして、その正面に・・・

     ま さ に 、 仁 王 立 ち す る 、 妹 の 姿 。



    「・・・なっ・・・!?」

    「私だって戦いたいのよーーーー!!!」

    どご。という鈍い音。



    ・・・留歌の正面に立ちはだかっていた、岩の真ん中に・・・
    一本の槍が突き刺さっていた・・・



    「どうだあ!格闘とか苦手だけど、私だってやろうと思えば
     やれるんだからああ!」


    「・・・・・・・・」


    俺は仲間達に

    「いつも士凰の傍に隠れるようにして、皆を覗き込んでいる
     金髪に深いグリーンの瞳の、おとなしい少女」

    だと思われている、この妹・留歌の正体を見られてはいけないと思った。
    ・・・そして・・・
    なるべく彼女を戦場には連れて行くまいと思った。







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