DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期691年10月
    2008-08-04 Mon 15:51
    「だ・か・ら!!!
     どうして俺たちがこんな格好をしなくちゃいけないんだ!!」

    「僕も、正直・・・同じ事を言いたい気分ですよ・・・」

    「だれー?こんな服持って来たの!」

    「ハハハハ!!まあ、いいじゃないか!
     俺たちのリタイサルには、うってつけの衣装だ!!」


    誰もが憮然とした表情のまま(TGを除く
    海底通路を奥へ抜け、そして辿り着いた。

    ここは・・・
    遠いイブラシルの、地の果て。

    スヴァルト。




    (いいか、士皇!打ち合わせ通りに台詞を言うんだぞ!)

    (・・・)

    (リグも!コアラも!いいか?

     今回のこの作戦は、あの幻影(ヴォイド)に
     俺たちが女の子☆PTだと思わせるのが
     最初のポイントだからな!)


    ・・・その「台詞集」は、衣装と共に箱に収められていた。

    俺は読んだ瞬間、気が遠くなった。
    いつの間にか、隣りに黒パンの変態記者も座って
    それを読んでいた気がしたが・・・

    それすら気にならない程、俺は衝撃を受けて呆然としていた。
    いや、俺だけではない。
    リグも、コアラも呆然としていた。



    ・・・TGを除いては。




    そして、光の射さぬ海底の最奥で・・・
    ヴォイドは徐々にその姿を現し、姿を変えていく。

    サイケデリック雑技団の、ヴィアさん。Dollさん。
    黒猫団のEveさん。
    リーマン食堂のガビィさん。
    そして・・・

    鼻のような人と・・・
    今、隣りにいる変態の映し身。



    リグがひらりと、青色の衣装を翻し、構えた。
    赤い羽根と、青い衣装の対比が美しく闇に映える。
    が・・・
    その下半身は

     ひ ら ひ ら の ミ ニ ス カ ー ト 

    だった。


    「やっと僕達の番が回ってきた……ね。久々に楽しくなりそうだ 」


    そして、コアラがやはり同じひらひらのスカート(黄色だが
    を閃かせ、くるりとポーズを決めた。
    何故か・・・背中には

    「 ○ ュ ア レ モ ン コ ア ラ 」

    と書いてある。
    キュ○とは?レモンとは??
    何か戦闘に関係があるのだろうか?


    「これは勝てる試合、負けるわけにはいかないな! 」


    「安らぎのゴールドの大地!キ○アTG!! 」


    コアラの名乗りが終わるや否や、TGが飛び出す。
    コアラと同じように

    「 ○ ュ ア ミ ン ト T G 」

    と背中に書かれた緑色の衣装。

    わからない。まったくわからない。
    が、みんながやるなら、やるしかない。
    俺は意を決して飛び出した。
    もちろん、背中には

    「 キ ュ ○ ル ー ジ ュ 士 皇 」

    と書いてある!
    やたら目立つ赤い衣装と、動きにくいミニスカートが
    足にまとわりつく。が気にしていられるか!!


    「情熱全開キ○アルージュ!参上!!


     ・・・って、これで奇襲されないらしいが、本当か・・・
     じゃない、本当なの?」


    女性らしく。
    とにかく、女性っぽく。

    何故だか涙が溢れそうになったが、
    俺は必死で女性らしく振る舞った(はず


    そして・・・
    そんな異様な光景を、極力見ない振りをしながら
    ピンク色の衣装を着た柏風は


    「皆ー!今日は見に来てくれてありがとうっ!
     MM本の詳細はここでね?!!

     →http://avizumi.main.jp/mm/top.html 」


    と、何やら宣伝文句を叫んだ。

    そして呆れた口調で、「みるきぃろーず紅輝」と
    背中に筆文字で書いた、紫色の衣装をまとった紅輝が
    最後に叫ぶ。


    「やれやれ…言えば良いんじゃろう?言えば………


     “すかいろーず・とらんすれーと”」


    ・・・紅輝・・・!!

     な、なんて棒読みなんだ・ ・ ・ ! ! !



    結果・・・
    台詞の間違いや、技の間違いなどいろいろあったものの
    決死の女装作戦は、効果があったらしい。

    何しろ、今までの相手を全て「後方からの奇襲」で
    殲滅させた「イロモノ。」ヴォイドから、
    俺たちは後方奇襲されず、無事に勝利する事が出来たのだから。

    そして、何よりも、俺はこの手で、
    あの変態記者の幻影を消滅させる事に成功した。


    女装の衣装を調達してくれた人間には、感謝するべきかも知れない。

    だが・・・





    何故だか、その日見た夕焼けは・・・

    眩し過ぎて・・・







    俺たちは涙が止まらなかった(TGを除く






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