DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期690年7月
    2008-04-25 Fri 10:29
    荷物をまとめると、宿を出た。


    ・・・早朝の空気は冷たく、息も白く変わるほどだった。
    ふと、左手に馴染んだものがないことに気付く。


    「・・・鳳凰」

    大切な、槍。
    いつも俺の傍らにあり、局面の時には必ず助けてくれた。

    少しだけ、不安な気持ちが襲う。



    「・・・」

    だが、行くしかない。



    体の不調・・・というか、微妙な変化に気が付いたのは数日前。

    戦闘の時だけ、高揚したように熱くなる体。
    そして終わると同時に、襲ってくる重いだるさ。
    ・・・それから・・・


    「・・・Liesa・・・」

    昼夜問わず目の前に現れる、幻影。

    それはLiesaの姿であったり・・・
    また、見知らぬ女性でもあった。

    見た事はない。
    が・・・
    Liesaにとても良く似た、女性。


    それは、恐らく・・・



    (近くにある。・・・俺が探していたもの・・・!)


    Liesaの母が大切にしていたという、
    「うさぎのぬいぐるみ」。

    ・・・恐らく、体の変調はそのぬいぐるみに反応して
    起きているに違いない。


    呼ばれている。


    「・・・」


    今、そのぬいぐるみが誰の元にあるのかは
    全くわからない。

    だが、それを取り戻さねば・・・
    俺はLiesaと共に精霊界で暮らす事は出来ない。

    危険は元より承知している。


    「・・・行くしかない」

    これは、俺のやるべきこと。
    仲間を巻き込む訳にはいかなかった。
    だからこそ・・・

    槍を手放し、大切なものを全て預けた。


    これは、証。


    必ず、戻ってくるという・・・
    俺からの「約束」。





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