DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    大切な・・・
    2008-04-18 Fri 10:38
    「・・・これは・・・」


    俺から手渡された赤いマフラーを見て、
    TGが驚いた表情で見つめ返す。


    「これを、預かっていて欲しいんだ。TG」

    「どういうことだ?
     ・・・大事な物なんだろう!」

    「・・・頼む。
     これを頼めるのは・・・TGしかいないんだ」


    その時、部屋に集まってくれていた皆が、ふと気付く。

    「士皇・・・
     「殲滅の鳳凰」はどうしたんですか?」

    「・・・あれも預けて来た」

    「・・・!あんなに大切にしていた槍を!?」



    憂い
    リグが信じられない、と言った表情でため息をついた。
    紅輝と・・・
    コアラ、柏風は、ただ黙って俯いている。


    「・・・紅輝。
     この鎧や、リングは君が預かっていてくれないか?」

    「・・・承知した」


    いつもより低めの声で、紅輝が呟くように答える。


    「何故だ?士皇。
     ・・・何が、あった?」

    「・・・しばらく・・・休ませてもらいたいんだ」

    「・・・理由は?」

    「すまない」


    やれやれ、といった様子でTGが肩をすぼめた。

    「答えになってないぜ?」

    「・・・」

    「お前が戦列を離れたら、影響がない、だなんて
     言えない事になる。それでも・・・離れるって言うのか?」

    「・・・必ず、戻ってくる。
     だから、頼む。

     ・・・しばらく、時間が欲しいんだ・・・」

    「・・・」


    納得してくれたのか、してくれなかったのか・・・
    それはわからない。

    だが、TGを始め柏風、紅輝、リグ、コアラ・・・
    皆は黙って俺から預かり物を受け取ると、部屋を出て行った。




    しばらくの間。

    ・・・必ず戻ってくるから。






    だから・・・




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