DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
    スポンサーサイト
    -------- -- --:--
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    別窓 | スポンサー広告
    2期689年8月
    2008-02-01 Fri 10:15
    (遅いな・・・)


    柏風たちと別行動して、しばらく。
    今度はTG、紅輝と組む事になった俺は、街を抜けると
    合流場所に決めていたアウストリ海岸に到着した。

    ザザ・・・と同じ間隔で鳴る波の音を聞きながら
    久々の潮の香りを吸い込み、しばらく待ったが・・・

    (おかしい・・・誰も来ないなんて)


    ひょっとしたら、海岸を離れた岩場の方にいるのかも知れない。
    そう思った俺は岩場の方を歩いてみる事にした。


    (・・・?)


    ふと、しばらく歩いていると・・・
    俺はとある気配に気が付いた。

    (・・・紅輝・・・?いや・・・)


    気を凝らすと、岩場の更に奥・・・
    完全に海が見えなくなる、山側に近い方から
    一瞬紅輝のような「人」の気配を感じた。
    だが・・・
    何かが違う。

    (・・・どういうことだ。この気は確かに紅輝の・・・
     しかし、違う・・・

     何かが・・・)


    気配は1つ。
    ひょっとしたら、紅輝と魔物が向こうで戦っているのかとも
    思ったが・・・

    (いや、争っているような気配はない)


    とにかく、急いで行ってみよう。
    そう思った俺は、岩場を飛び越えながら山側の方へ向かった。
    そして・・・

    見たのだ。

    「こっ・・・紅輝・・・!」


    ・・・確かに、そこに紅輝はいた。
    いつも通りの、優美な微笑みをたたえた・・・
    柔らかい仕草でこちらを振り向く。

    「・・・士皇、か」

    「紅輝・・・!一体どうしたんだ・・・
     その気は・・・!」

    「くくく・・・そんなに驚かずとも良いではないか」

    「!!」


    槍を構える紅輝。
    ・・・以前から、神秘的な人だとは思っていた。
    だが・・・
    彼女から時々「神霊的な」何かを感じる空気を読み取ったことはあれど
    魔物の気配を感じ取った事など、今まで一度たりとも、無い。

    それに、彼女程の強い気を持つ人が、魔物に取り込まれたりすることは
    考えにくい。考えられるとすれば・・・

    そう思うや否や。

    俺は同じように槍を構えた。

    彼女がこういう行動に出た、詳しい理由はわからない。
    だが・・・
    彼女から「魔物の気配」を感じる以上、
    退魔師として動く以外の、他の選択肢はない。

    何よりも・・・
    大切な仲間として。

    そしてそれ以上に、「戦」を共にする
    「戦友」として。

    戦いを挑まれた以上は、それに応えなければならない。
    それが・・・
    「人斬り」を名乗る者としての「礼儀」。



    「・・・仕方ない。

     少々手荒になるが、その「魔」・・・
     退魔師の名にかけて、祓わせてもらう!」




    スポンサーサイト
    別窓 | 戦闘(士皇)
    | 思いと言葉 |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。