DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期689年1月/飾り石
    2007-12-12 Wed 20:10
    (やれやれ・・・)

    こっそり会いに行ったのが運の尽き。
    余計な勘ぐりを受ける事になってしまった。

    別に馴れ合うつもりもなかったし、ただ俺は、
    自分の武器を誰の手にも渡らぬようにしてくれた
    その配慮が嬉しかっただけなのだが・・・

    ・・・。
    ・・・。

    ・・・いや。


    (もう、こういうのはやめよう・・・)

    何だか無性に情けなくなり、ため息をつく。


    (ホントに、バカだなあ・・・俺は)



    ダメだ。
    あまり考えると、このまま自己嫌悪に陥ってしまう。

    ブンブンと頭を振り、考えを散らす。
    そして、落ち着かせる為に深く息を吸い・・・
    もう1度ため息をついた。

    白く変わっていくその吐息を見つめながら、ふと、寒さを自覚する。
    夜に防寒具も無しに外に出るには
    耐えられない季節になったんだな、と思う。


    (そろそろ宿に戻って、続きを作ろうかな・・・)


    もうすぐクリスマス。
    こちらに来た頃は何の行事だか、よくわからなくて
    困惑したものだが・・・
    20年以上もこの大陸で過ごすと、1年のうちで1番と言っても良い程
    楽しみな行事になっている。

    ただ・・・


    (Liesa・・・)

    一番プレゼントをしたい相手である・・・
    Liesaがいない。


    (・・・)

    部屋に戻り、ランプを灯し・・・
    テーブルに置いてあった、小物細工用の道具箱を開ける。
    細工用の水晶を1つ、手に取って灯りに透かす。

    ・・・作っても、渡す相手のいない、飾り石たち。

    きらきらと虹色に輝く水晶や、淡く紫色に光るアメジストを
    見つめながら、ふと俺は思い出した。


    (そういえば・・・

     リラービスさんと、レラフィアさんのところで
     クリスマスのイベントをやると言っていたっけ・・・)




    ・・・完成させてみようか。

    少しだけ、暖かい気持ちを取り戻したような気がして
    俺は石を選び始める。






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