DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期688年12月
    2007-12-04 Tue 00:34
    アウェルナスの森林で戦うようになって、早数ヶ月が経とうとしていた。


    「暗がり」でのざわめきは変わらない。
    いや・・・
    日増しにその暗闇で響く声は、増えていくようにも感じる。


    (新たな、闇の兄弟の誕生・・・それが近いのか)




    複雑な感情を抱いたまま、俺は何故だかその足で
    ある所へと向かっていた。

    あの人に会って、何を話そうとするつもりだったのかは
    俺自身にもよくわからない。
    だが・・・




    声をかけようと、近付こうとした足を止める。


    「こいつは・・・大事なモンだからな。無くさねェようにしてくれよ?」


    聞こえてきた声は・・・紛れも無く、俺が会いに来た
    その人の声だった。

    気付かれないように見る。
    すると・・・
    彼は、俺が使っていた槍「天空麗鳥」を、同じクランメンバーである
    レイジさんに渡していたのだった。

    少し苦笑いを浮かべた、複雑そうな表情。


    (ヴォルフさん・・・)


    俺は声をかけることが出来ずに、そのまま背を向けてしまった。

    ・・・嬉しかったのだ。
    けれど、ありがとうを面と向かって言うのはおかしな感じで。




    (・・・参ったな・・・)


    いつか、自分の手できっちり取り戻そうと思っていた「槍」。


    早くこの人と戦いたい。
    正々堂々と戦って、この人の気持ちに応えられるような
    ・・・もっと、強く・・・
    誇り高き「精神」を持ちたい。





    そう思わずには、いられなかった。
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