DK3という定期更新型ゲーム内の舞台「イブラシル大陸」で旅をしていた「沢神」を名乗る退魔師の一族が、旅で感じた事などを書き留めてあります。
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    2期688年6月/7月
    2007-10-29 Mon 15:53
    デスフラッターに追われる身になり、二ヶ月が過ぎようとしていた。


    身辺を案じてくれた仲間たちの提案もあり、
    俺たちは大陸中にバラバラに分かれて移動をする事にした。

    俺はリグ、コアラと合流し、柏風、TG、紅輝はそれぞれ別の場所へ向かう。
    ・・・少し寂しいが、仕方が無い。
    自分が招いた事態なのだから。



    バルバシア城内での戦闘が終わり、一旦城外へ退いた俺たちは
    しばしの休息を取っていた。

    コアラは良い意味で相変わらず・・・
    ハナモゲラと何やら会話を楽しんでいる。
    殺伐とした戦場で、こういうマイペースな精神力を保てる人間は貴重だ。

    そんなコアラとハナモゲラを見ていると、
    こちらも自然と落ち着いて来る。

    そんな中・・・
    リグが目線を手元に落とし、表情を和らげている事に気付いた。


    「・・・ミケルさん、からの・・・?」

    ふと、言葉が漏れた。
    だが、言った後で・・・何だか、こういう事は
    聞いてはいけないような気がして・・・少し後悔する。

    だが、それを察してかリグは少し微笑んでみせ、
    その手元にある大切なものの事を話してくれた。


    「月の石から出来ている・・・ペアリングです」

    「ペアリング・・・」


    それを聞いた瞬間・・・
    俺の頭の中に、何故だか

    「永遠」

    という言葉が浮かんだ。


    きっと・・・
    この世界に、「永遠」なんてものはない。

    全てのものに、いつか訪れる平等な「終わり」の時。

    それは人間であっても、自然であっても、
    どんなに大きな星であっても・・・
    「命」を持っているものにとっては、逃げられるものではなくて。



    それでも・・・


    「永遠」


    を願いたい。

    それは人間の傲慢かも知れない。
    ただの欲望かも知れない。


    でも、リグとミケルの2人を見ていると・・・
    2人に

    「永遠」の時を過ごして欲しいと・・・
    思わずにはいられない。


    この血塗られた道で・・・
    リグに安らぎを与えてくれる、ミケルさん・・・
    ミケルさんに唯一の愛情を向ける事を誓った、リグ。


    俺は何となく、自分とLiesaの事を考えながら・・・
    2人の幸せを願っていた。





    -------------------------------------------

    「・・・さあ。いきましょうか」

    「・・・」

    「いこーぜ!紅輝も来たし!」

    「久しぶりじゃのう。・・・いきなり血なまぐさい事になっておるが」


    ・・・俺たちは再び城内へ入り・・・
    狙うべき相手を見定めた。

    敵はバルバシア兵ではない。



    ・・・敵は・・・






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